リーダーシップとは?チームや業界をリードする方法を考察。
リーダーシップという言葉自体はよく聞きますが、リーダーシップを発揮する方法について学ぶ機会はそう多くありません。 今回は、リーダーシップをテーマに、チーム内、業界内でリーダーシップを発揮する方法を考察します。
リーダーシップとは?
リーダーシップとは、自分が所属する集団において、その集団の目標を達成するために、課題の解決や他のメンバーの行動を促す力を意味します。 リーダーシップは、役職・立場としてのリーダーだけが発揮すべき力だと思われがちですが、決してそうではありません。 メンバーの一人ひとりが、その集団の目標を達成するためにリーダーシップを発揮することが重要です。 リーダーシップを発揮することができれば、メンバーの力を単なる足し算ではなく、かけ算にすることができます。相互にポジティブな影響を与え合うことで、課題解決のスピードも上がり、集団としての推進力が高まります。 では、自分が所属する集団で、どのようにリーダーシップを発揮していけばいいのでしょうか?
チーム内でリーダーシップを発揮する
チームが目標達成に向かって前進する過程で必須となる「議論」と「タスク管理」において、気をつけるべき点を見ていきます。
・論理的な議論を行う
チームの方向性も決め、一人ひとりが納得感を持って進んでいくためには、チーム内での議論が欠かせません。 まず、現状の議論の進め方に問題がないかを振り返ってみましょう。議論を成功させるためには、目標→現状→課題→解決策の順番でそれぞれを掘り下げて考え、認識を合わせていく必要があります。 また、論理的に話せているか、振り返ってみましょう。主張と根拠の関連性が本当にあるのか。抜けている点や重複している点はないか。 思い入れがあればあるほど、自分にとって都合の良い根拠だけを集めたり、希望的観測をもとに主張が展開されます。 チームの目標達成に向けて、議論全体を俯瞰して捉え、適切な方向に進むように働きかけましょう。
・タスクを可視化する
議論によって、これからやるべきこと(タスク)が明確になっても、それを着実に実行していかないことには、目標を達成できません。 まず、全てのタスクを可視化できているかを振り返ってみましょう。担当者や期限、完了までのステップも明確にする必要があります。期限を決め、ステップを明確にすることで、進捗の遅れがないかをチェックしながら、タスクを確実に実行していくことができます。 タスクの進捗を把握し、問題が発生する前に他のメンバーをフォローするなど、着実にタスクが実行される体制作りに貢献しましょう。
業界内でリーダーシップを発揮する
リーダーシップを発揮できるのは、何もチーム内だけではありません。自社が所属する業界内においても、リーダーシップを発揮することは可能です。 自社の長期的な成長を考える上では、自社が所属する業界自体を発展させていく必要があります。なぜなら、自社製品を補完する企業が出てくることで事業拡大しやすくなったり、市場規模の拡大も見込めるからです。 その業界に所属する企業にとっては、業界全体の規模拡大や認知度向上が共通の目標となるのではないでしょうか。では、その目標達成に向けてどのようにリーダーシップを発揮できるか、考えてみます。
- 業界に所属する他社に働きかけて、業界の認知度向上を目的としたイベントを共催する
- 業界に所属する他社と情報交換、談義する機会を作る
- 業界を志望する人材が業界について学べる場を作る
- 新規参入企業に連絡を取り、業界発展に向けた認識共有の機会を作る
おわりに
「早く行きたければ一人で、遠くまで行きたければみんなで」 今回は、リーダーシップについて取り上げました。 チーム内や業界内など、自分が所属する集団内においてリーダーシップを発揮し、その集団の目標達成に向けてポジティブな影響を与え続けていきましょう。 一人ひとり、一社一社がリーダーとしての自覚を持って活動することで、より高い成果を生み出すことができます。