Article

ブログ

フルリモートワークって何?実践者が魅力をご紹介。

こんにちは。selfree でデザイナーとして働いている畠と申します。 弊社は CallConnect という企業向けの電話システムを自社事業で提供しています。
selfree は、働き方としてフルリモートワークを採用しています。各メンバーが自宅や長野にある温泉付きマンションなど、自由な場所で働けるようになっています。
今回は私が4年ほど続けてきた、フルリモートワークの魅力をご紹介します。

フルリモートワークとは?

その名の通り、完全なリモートワークで出勤せずに、自宅や好きな場所で仕事ができる働き方を指します。
働き方改革によって、日本の大企業でもリモートワークが推進されています。しかし実際は週数回は出勤することが義務付けられているなど、一部取り入れたという形で、フルリモートワークが認められているのはごく一部の企業のみというのが現状です。

フルリモートワークの魅力。

週1、2回くらいはオフィスに行くのもしょうがないと考える方もいるかと思いますが、一部リモートワークとフルリモートワークでは、働き方や生活の自由度は全違います。

フルリモート >> 越えられない高い壁 >> 週1、2出勤のリモートワーク >>>> リモートワークなし

私の感覚としては上記くらいの肌感を持っています。それが何故かを説明します。

その1 憧れの土地に今から住める。

旅行で訪れた場所で、こういう素敵な場所にずっといたいと思ったことはありませんか。「帰りたくないけど、明日から東京で仕事だ。」そんな素敵な場所を職場にすることが、フルリモートになれば可能になります。
八ヶ岳の高原、沖縄の海の目の前、退職後に住みたいと思っていた憧れの場所に、若いうちから住めたら、それだけでも幸福度は高まるでしょう。世界で一番住みたいと思った場所に住める、それがフルリモートなら実現します。

どこに住むかというのは、リモートワークがない職場では、通勤圏内に限られてしまいます。そこから開放されることで、日本もしくは世界中から住みたいという場所を探すことができるようになるのです。

その2 通勤ストレスからの開放。

通勤時間がなくなるということは、毎日2時間くらいの時間の余裕が生まれます。この2時間が1ヶ月22日間出勤とすると、44時間。1年では約530時間になります。
この時間で本を読んだり、家族と過ごしたり、ジムにいったりと、自分や家族のために有効に使えるというのは非常に大きい。

実際に幸福の研究では、離婚や愛する人との死別より、毎日の満員電車の長時間通勤の方がひとを不幸にするという結果が繰り返し示されています。(幸福の資本論より)

その3 金銭的メリット。

都心に家族が住めるゆとりのある戸建ての家を購入しようとすると、5〜8,000万円します。at homeでの、2019年7月の杉並区の一戸建ての家賃相場は7,124万円です。

at home


7,000万円の家を買おうとすれば、一部の余裕のある方を除き、多くの人が35年ローンを組んで、共働きで毎月ローンのために働くということになります。終身雇用が崩壊し、年金の2,000万円問題もある今、マイホーム購入という大きな借金を抱えながら生きるのは相当なリスクがあると考えられます。

フルリモートでは当然ながら、都心に住む必要はありません。
田舎物件を取り扱う日本マウントのサイトを見ると、例えば那須高原のLDK+ロフト、ウッドデッキ付きの家が850万円で売られています。

日本マウント

都内で7,000万円の家を購入して、35年重いローンを背負って生きるのと、850万円の家を購入して、将来への借金がほとんどない状況で生きていくのでは、抱えるリスクやそのストレスも大きく異なってきます。また、田舎で子供を伸び伸び育てたいという思いを持っている人も多いのではないでしょうか。

弊社はどうやって実現しているか。

フルリモートワークの魅力をご紹介しましたが、弊社が実際にどうやっているかというと、、、、SlackWherebyCallConnectTrelloesa といったデジタルツールをを徹底的に駆使することで、実現しています。

朝礼と終礼は Whereby というビデオチャットツールで行い、 タスクとその進行状況は Trello で可視化。
ナレッジ共有は esa 、カスタマーサポートは、CallConnect や Zendesk 。
そして普段のコミュニケーションは Slack というように、ツールを使いこなすことで、問題なく働けています。

人数の多い会社では難しいのでは?と考える方もいますが、 デザインツールを提供する InVision は、700名以上がリモートワークで働いています。日本でも キャスター という会社では、700名のスタッフがほぼ全員リモートワークで働いています。

フルリモートワークは遠い先ではなく、現在の技術やツールを使いこなすことで、とりわけIT業界などでは、環境さえ整えればすぐにでも始められるような時代になっていると言えます。

フルリモートはこれまででは実現できなかった、好きな場所に住むなど、働き方だけではなく生き方にも大きく影響すると私は考えています。
そして、これからのニュースタンダードとして、拡がっていくものだと考えています。

私達も CallConnect や wellcast といったツールを提供しつつ、その新しい働き方を実践していくつもりです。
フルリモートワークの魅力が本記事で少しでも伝われれば幸いです。