宿泊費が無料!? 長野県立科町で開発合宿をしてきました。
こんにちは、小俣です。 2017年10月10日から15日までの6日間、長野県立科町の「お試しテレワーク」という制度を利用して開発合宿をしてきましたので、その様子をご紹介します。
お試しテレワーク@立科ってなに?
「お試しテレワーク@立科」は、立科町独自の制度で、テレワークの実施を検討している事業者や移住や2地域居住を検討している事業者を対象に、立科町での働き方や暮らしを体験してもらい、テレワークや移住のイメージを掴んでもらうという取り組みです。
募集期間は、2017年6月1日(木)から2017年12月28日(木)まで。 実施期間は、2017年8月頃から2018年3月中旬の期間内で、2週間から6か月の間でおためしが可能です。また、ハッカソンや開発合宿の開催にあたっては、数日間での実施も可能とのことでした。
そして、なんとこの制度は、お試し期間中の宿泊費はもちろん、光熱費・オフィス利用料が無料なんです。そのため、私たちは往復交通費と現地での食費などを実費負担するだけで、約1週間過ごすことができました。
いざ、長野県立科町へ。
今回は、私を含めた役員3人で立科町に行きました。 これまで海の見える熱海ラボで合宿をすることが多かったのですが、たまには気分を変えて山に合宿に行こうということで、長野県立科町を目指します。
「アイデアは移動距離に比例する」という言葉もあったかと思いますが、普段とは違う環境に身を置くことで新鮮な気持ちでサービスの企画・開発にも取り組めるはずです。
10月9日が祝日だったこともあり、山梨県の清里に少しだけ寄り道。
羊と戯れたり、
高原牛乳をいただきました。
歴史と自然の町、長野県立科町
ということで、長野県立科町にやってきました。 立科町は、長野県中部に位置し、江戸時代の五街道の1つ中山道や芦田城址、大庭遺跡などの歴史と、蓼科山の自然が感じられる町です。
立科町の企画課企画振興係 上前知洋さん が出迎えてくれました。町内の施設を車で案内していただいたりと、親切に対応していただきました。
広々とした仕事環境「芦田宿」
仕事環境はこんな感じ。地域の交流施設としても機能している「芦田宿」の1階スペース。2017年5月にリフォームしたばかりということもあって、非常に綺麗で、広々とした空間です。
2階には会議室があり、こもって仕事をしたい時にはこちらも利用できました。当然ネット環境も整備されているので、CallConnectを使った電話対応も問題なし。普段と変わらず仕事ができます。 静かな環境だったので、開発に集中することができました。
立科町の歴史について知ることができたり、キッチンも自由に使えます。
プロジェクターなども無料で利用できたので、毎月行っている社内勉強会をこちらで開催しました。
無料の宿泊施設
合宿期間中は、こちらの施設で寝泊まりです。
間取りは、1LDK。3人で寝泊まりするには十分な広さで、キッチンもあります。
カレーを作るデザイナーの畠。隠し味はコーヒーだそうです。
足を伸ばして入浴できるバスルームもあります。 ドアを開けると、目の前には田んぼ。夕焼けに染まる山々が見えます。
宿泊施設の近くには、スーパーやコンビニもあり、 電動自転車も無料で貸していただけるので、近くのスーパー、コンビニへの移動も楽々。
仕事場と宿泊施設は徒歩5分くらいの距離なので、徒歩で行き来できます。
素敵な出会いも!?
合宿中には、立科町に長期滞在中だったスマートフォンアプリなどを開発するフリーランスの安井悠介さんとも知り合うことができました。アメリカでエンジニアとしてのキャリアをスタートさせた方で、色々と情報交換することができました。
地元ケーブルテレビや信濃毎日新聞の記者の方にも立科町での合宿の様子を取材していただきました。
恋人も立科町で見つかるかも…!?
立科町周辺のおすすめスポット
リフレッシュする時間も大切ということで、ここからは立科町のおすすめスポットをご紹介します。
・町の温泉施設「権現の湯」
まずは、宿泊施設から車で3分くらいのところにある温泉「権現の湯」。農作業を終えた地元の方や家族連れの方で賑わっていました。
・台湾料理「コウシン」
宿泊施設から徒歩1分。ボリュームがすごいので、頼みすぎには注意が必要です。 合宿初日には、上前さん、安井さんをお呼びして、みんなで乾杯!
・焼肉「いっとう」
宿泊施設から車で5分くらいのところにある蓼科牛生産者直営・一頭買いの焼肉店です。
蓼科牛を堪能したい方にはおすすめ。 特製ラーメンも美味しかったです。
・白樺湖
立科町には、今回の仕事場や宿泊施設のある里山エリアと、白樺湖や女神湖などがある高原エリアがあります。一息つきたいときは、白樺湖・女神湖まで少し車を走らせてみるのもおすすめです。湖のほとりにはベンチもあるので、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
・古民家カフェ「yushi cafe」
宿泊施設から車で10分くらいのところにある古民家カフェです。(隣町の佐久市にお店はあります。)
美味しいコーヒーを味わえたり、美味しいスコーンやアップルパイが食べられます。
まとめ
歴史と自然の町・立科町での合宿は、非常に有意義なものになりました。 静かな環境で開発に集中することができただけでなく、立科の美味しい食べ物や自然も満喫することができました。 弊社では定期的にこのような合宿を行っていますが、寝食を共にすることでメンバー間の繋がりが強くなったり、相互理解も進むように思います。そして、このような機会を作ることで会社の方向性や理念についても再確認することができます。
今回は、たまたま立科町の「お試しテレワーク」という制度を見つけて利用させていただきましたが、宿泊費やオフィス利用料が無料なのはもちろん、担当者の上前さんをはじめ、芦田宿のスタッフの方々が親切に対応してくださったのも非常に有り難かったです。 立科町としても、今後テレワーク事業を推進していくということなので、また機会を見つけて訪れたいと思います。
本記事をきっかけに、移住を考えている方はもちろん、開発合宿を行いたい方は「お試しテレワーク@立科」という制度を活用してみてはいかがでしょうか。 合宿の様子が2017年10月14日の信濃毎日新聞に取り上げられていました。