Twilio や Amazon Connect のご紹介と違いについて
こんにちは、本間です。
弊社の運営する CallConnect と Twilio の関係や、最近登場した Amazon Connect など、一部気になっている方もいらっしゃるかと思います。 そこで本記事ではよくある誤解や不安について、解説します。
Twilio とは?
Twilio は、 Uber などのアメリカのインターネットサービスを中心に利用され、今年2017年には上場を果たすまで成功したスタートアップです。日本国内では、KDDI ウェブコミュニケーションズ社が国内代理店となって販売やサポートをしております。そのため、日本で Twilio を利用する場合には、KDDI の電話回線を使うことになります。
Twilio を一言で言うと”コミュニケーション API” です。
一般的に、「Twilio を使えばネットと電話を融合したものを使える」というイメージを持たれる方が多いようです。その理解はあながち間違ってはいませんが、Twilio はあくまで部品を提供しているに過ぎないということが大きな特徴として挙げられます。これを Twilio 社では “LEGO” と表現しており、Twilio 社の提供するあらゆる部品を組み合わせることで一つのものを作り上げるイメージを提供しています。
つまり、Twilio だけでは、コールセンターなどの仕組みを利用することはできません。 Twilio を使って、CallConnect のような Web サービスを利用したり、自前でサーバーを用意して Twilio を利用した専用のコールセンターを組み立てる必要があります。
Amazon Connect について
つい先日、Amazon Connect が登場し CallConnect を心配してくださる方もいらっしゃいました。
確かに Amazon Connect も CallConnect と同様、 Twilio の API を利用して作られた Amazon 製のコンタクトセンターサービスです。サービス名も機能も似ていますね。
料金や機能など、Amazon Connect もどんどん成長していくことでしょうからここで詳しく書くことはしません。ただ AWS で提供されているその他の仕組み (Amazon S3 や Amazon Kinesis、Amazon Lex など)を組み合わせることで、自前で強力なコンタクトセンターを構築することができることが特徴として挙げられます。
“ブラウザ電話”そのものがまだ普及していない現状を省みると、Amazon Connect とともに CallConnect のブラウザ電話を盛り上げていきたいと考えています。
引き続き CallConnect は電話やメールの手厚いサポート、国産サービスを含めた幅広いサービス連携、Twilio の最新動向の追従、よりシンプルで使いやすいインタフェース等の改善を続けてまいります。
終わりに
今回は Twilio と Amazon Connect の2つのサービスについて簡単にご紹介しました。
特に Twilio は CallConnect とも関連の深いサービスとなっていますので、この機会に Twilio を正しく理解していただければと思います。引き続き selfree では Twilio の最新動向を追いつつ、お客様に最適な形でサービスの機能として提供してまいりたいと考えております。